画像2枚とnote連携まで含めたブログ日次公開の品質ゲート
AI自動化ブログの毎日投稿で難しいのは、記事を作ることそのものではない。むしろ、公開してよい1本だけを選び、画像が足りない日や重複に見える日は止めることのほうが大事になる。自動化は続けるほど便利になるが、同じだけ低品質な記事を積み上げる危険も大きくなる。
今回扱うのは、ブログ毎日自動投稿を1本の流れにまとめ、WordPress公開後だけ同じ本文をnoteにも流す設計だ。入口は 03_ブログ毎日自動投稿 に絞り、本文生成、画像2枚、WordPress publish、公開確認、noteキュー、note publish までを同じrun dirで追えるようにした。この記事では、個人ブログで同じ仕組みを作る人が真似できるように、止める条件、画像の扱い、note再利用、公開前の品質ゲートを整理する。
結論から言うと、日次投稿では「公開する自動化」よりも「止める自動化」を先に決めるほうが安定する。本文が薄い、タイトルが近い、画像が2枚そろわない、WordPress認証に失敗する、会社情報や秘密情報が混じる。こうした条件を明確にしておくと、毎日動かしてもブログ全体の信頼を落としにくい。

今回の実装で固定したこと
今回の元ネタは、ブログ毎日自動投稿v4を整理し、誤って作った 02 を削除して、ユーザー指定に合わせて 03_ブログ毎日自動投稿 として作り直した作業だった。見た目は小さな整理だが、実際には運用の入口を決める重要な変更だった。
固定した条件は単純だ。毎日作る記事は1本だけ。候補はローカルで最大3件まで整理するが、複数記事を生成して選ぶことはしない。画像はサムネイルと本文内の要約画像の2枚を必須にする。WordPressへ公開できた場合だけ、同じ本文をnoteにも流す。SNS投稿や在庫記事作成はこの自動化では扱わない。
この制限を入れた理由は、日次運用の事故を小さくするためだ。記事生成、画像生成、投稿、note転用、SNS拡散を全部同時に自由化すると、失敗した時に原因が追いにくい。ブログの品質を守る目的なら、まずは1本の記事がどの条件で公開されたのかをrun dirで説明できるほうが強い。
実際の運用では、run dirに残るファイルを確認順に見る。prepare_result.json で本文ゲート、image_prompts.json で画像2枚の指示、publish_result.json でWordPress結果、note_queue_result.json と note_publish_result.json でnote側の結果を見る。この順番が決まっていると、翌日に見返した時も「本文で止まったのか」「画像で止まったのか」「WordPress後のnoteで止まったのか」がすぐ分かる。
品質ゲートは公開前に置く
毎日投稿では、公開後に直す前提にすると弱い。公開された時点で読者にも検索エンジンにも見えるので、止めるべき記事は公開前で止める必要がある。今回の品質ゲートでは、文字数、H2の数、読者価値、失敗や判断理由、タイトルと本文の焦点を見ている。
特に重要なのは、タイトルと本文のズレだ。タイトルで具体的な実装を約束しているのに、本文が一般論に流れると、読者は途中で何を読んでいるのか分からなくなる。AI自動化の記事では、内部ファイル名やツール名だけを書いても読者には伝わらない。何を試し、なぜその設計にし、どこで止めるべきかを先に置く必要がある。
AdSense審査中は、この考え方がさらに重要になる。記事数を増やすより、低価値に見える記事を増やさないほうが大事だ。実測、失敗、原因、対処、再現できる手順がある記事だけを残す。逆に、同じタイトルを言い換えただけの記事や、内部ログを並べただけの記事は止める。これは厳しいようで、長く続けるほど効いてくる。
画像2枚を必須にした理由
このブログでは、画像を飾りではなく要約として使う。サムネイルは記事一覧で内容を伝える入口で、本文内画像は作業の流れを短く思い出すための図だ。だから、画像が1枚だけの日や、本文と関係ない画像しかない日は公開しない。
サムネイルは16:9のカード表示を前提にし、重要な文字や図形を中央80%に収める。過去に一覧カードでサムネイルの端が見切れる問題があり、画像自体とWordPress側のカード表示の両方を直した。日次投稿では、毎回きれいな画像を作るより、カードで破綻しない安全な構図を守るほうが大事になる。
本文内画像は、記事の途中に置く。最後にまとめて画像を貼ると、読者の理解を助けるというより、投稿条件を満たすためだけの画像に見える。そこで <figure class="wp-block-image size-large"><img src="https://ichinose-taito.com/wp-content/uploads/2026/05/summary_codex-7.jpg" alt="記事内容の要約図" /><figcaption>この記事の流れ。Codex画像生成で作成。</figcaption></figure> の位置に要約画像を差し込み、note側でも同じ位置を保つようにした。ブログとnoteで同じ記事を使うなら、画像の意味も同じ場所に残す必要がある。
noteは別記事ではなく再利用にする
note連携で避けたいのは、ブログ用とnote用に別々の記事を作ってしまうことだ。別記事にすると、本文の整合性、画像、公開URL、重複管理が一気に複雑になる。今回の設計では、WordPress公開に成功した時だけ、同じ本文を content/note_queue/ に1件保存し、その同じキュー項目だけをnoteへ即時公開する。
この順番にした理由は明確だ。ブログ側が品質ゲート、重複タイトル、認証エラー、画像不足で止まった日は、noteにも流さない。noteは独立した生成先ではなく、成功したブログ記事の再利用先として扱う。こうすると、公開済みの本文、サムネイル、本文内画像、WordPress URLが一つのrun dirにまとまる。
実装上は、noteのカバー画像と本文内画像を別々に扱うことも重要だった。カバーだけ設定できても、本文内画像が末尾に付くと読み味が崩れる。逆に本文内画像だけ入っても、note一覧では弱い。サムネイルと本文内画像の両方を使い、本文内画像は記事中のマーカー位置に入れる。この制約を持たせることで、note側もブログの延長として自然に見える。
旧launchdと認証エラーを止める
自動投稿で怖いのは、同じ日に別の仕組みが同じブログへ投稿することだ。だから実行前に、旧ブログlaunchdの com.ichinosei.blog-post と com.ichinosei.blog-article-gen が残っていないかを見る。ここが有効なら、その日は投稿を止める。二重投稿のリスクがある状態で無理に進める必要はない。
WordPress認証も同じだ。認証エラーが出た状態で、画像やnoteだけを進めると状態が壊れる。WordPressへ投稿できない日はnoteにも流さない。noteはWordPress成功後の再利用なので、上流が止まった時点で下流も止める。この境界を決めておくと、失敗時に「どこまで公開されたか」を説明しやすい。
秘密情報や会社情報の混入も停止条件にしている。個人ブログの運用であっても、ローカルの作業ログには会社名、会社アカウント、内部ファイル名、認証情報らしい文字列が紛れ込む可能性がある。検出したら、本文を直してから公開するのではなく、まず止めて理由をrun dirに残す。安全側に倒すほうが、後からの修正コストは低い。
停止した日の扱いも決めておく。止まった記事を別ルートで無理に投稿しない。画像が1枚だけできたからSNSに流す、WordPressが止まったからnoteだけ出す、という例外を作ると、次回の確認が複雑になる。失敗した日は失敗として記録し、必要なら同じrunを安全に補正して再実行する。このほうが、公開済み記事と作業ログの対応が崩れない。
同じ仕組みを作るならこうする
同じようなブログ日次投稿を作るなら、最初に決めるべきなのは投稿時刻ではなく停止条件だ。毎日7時に動かすとしても、公開してよい記事だけを出す仕組みになっていなければ、ただ低品質な記事を定期的に増やすだけになる。
最小構成は、記事1本、画像2枚、公開前品質ゲート、重複タイトル確認、WordPress公開、公開URL検証、note再利用の順番でよい。ここにSNS投稿や在庫記事を混ぜない。うまくいった1本だけを次の媒体へ流し、失敗した日は理由を残して止める。これだけで、運用の見通しはかなり良くなる。
もう一つ大事なのは、run dirを作業の証跡にすることだ。どの本文を公開したか、どの画像を使ったか、どのURLで検証したか、noteへ流れたか、止まったなら理由は何か。これが1つのフォルダで追えれば、翌日に同じ問題を繰り返しにくい。
私なら、まず手元で同じ停止条件を小さく作る。本文の見出し数と文字数、禁止語、画像ファイル2枚の存在、既存タイトルとの類似、公開後URLのステータスだけを見る。ここまでを機械的に確認できれば、人間は本文の主題と読者価値に集中できる。自動化に全部を任せるのではなく、機械が得意な確認を任せ、人間は判断の質を見る形に分ける。
まとめ
ブログ毎日自動投稿は、記事を量産するための仕組みではなく、公開してよい記事だけを安定して出すための仕組みだ。今回の設計では、1日1本、画像2枚、WordPress成功後だけnote再利用、旧launchd停止確認、品質ゲート、重複タイトル停止を固定した。
この形にすると、日次運用で起きる失敗が見えやすくなる。画像が足りないなら止まる。タイトルが近ければ止まる。WordPressが通らなければnoteも止まる。公開できた時だけ、同じ本文と画像を使ってnoteまで進む。
毎日投稿で本当に守るべきなのは、投稿数ではなく信頼だ。自動化は速さをくれるが、止める条件を持たない自動化はブログ全体を薄くする。だから私は、ブログ日次公開の中心を「作る」ではなく「止められる」に置く。ここを守れるなら、毎日の投稿は単なる作業ではなく、積み上がる実験ログになる。